精神的リスクヘッジ
私はスポーツ観戦が好きだ。今は特にJリーグとプロ野球を見ている。
ただ、つい数年前までは圧倒的にサッカー派で、野球ってどこが面白いんだろうと思っていた。つまり、世の中にはびこるサッカーVS野球という対立構造が私の頭の中にもあったのだ。
しかし、Jリーグというものは1週間に1試合、多くて2試合である。その試合で負けた時は、その1週間ずっと憂鬱な気分で過ごすことになる。特に私の好きなFC東京は昨今なかなかの低迷ぶりを見せていて、いかんせん負け試合が多かった。
そうなると精神的に何か防衛策が必要となる。その時にふと思ったのが、他のスポーツにも好きなチームを作ろうということだった。
さて、何にしようかと考えた時に、案外気軽に見れて、しっかりとリーグ戦という形で活動しているプロスポーツが少ないことに気付く。バスケットのBリーグ、バレーボールのVリーグはやはりまだまだ知名度が低く、なかなか見る手段は限られる。
すると一番楽なのは野球しかない。こうして、意図的に野球好きとなったのである。
野球の良いところはほぼ毎日試合を行っているところである。今日負けても、明日がある。サッカーで負けても野球がある。
こうしてサッカーにおける憂鬱な気分というリスクを野球によって緩和することに成功したのである。これを精神的リスクヘッジと私は呼んでいる。
初めの一報
今日からブログを始める。
「満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。同じく、満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い」
功利主義者ジョン=スチュアート=ミルの言葉である。幸せに何も考えずに生きるよりも、不幸だとしても様々なことを知り、悩みながら生きていきたいということであろうか。その是非はともかく、確かに世の中知らぬが仏ではないが、知れば知るほど不幸の材料が集まって、それならいっそ知らなかった方が良かったのにという場合も多い。
じゃあ自分はどうだろう。決して満足に生きているとは言えない。かといって、不満足なソクラテスと名乗るのはおこがましい。それでは、不満足な豚で良いじゃないか。
そんな不満足な豚が書くブログです。